こんにちは。
ゆうステブログです。
12月1日に第5回目のやまがた夜話が開催しました。
講師の先生は東北芸術工科大学教授の山下英一先生です。
今回のテーマは~地域デザインの本質をやまがた宝さがしから考える~
を講演していただきました。
やまがた宝さがし??って?
と始めて聞く人は多いでしょう。
やまがた宝さがしとは、東北芸術工科大学の情報計画コースが17年間ずーっとおこなってきている活動です。
宝といっても金目のものではなく、人の想いや気持ちを”宝”とよび、その宝を山形県内から集めて学生たちが共感した宝について様々なメディアをつかって報告していく等活動です。
情報計画は今年で17年目を迎えました。
しかし、情報計画は今年の17期生で最後になり、また、やまがた宝さがしも今年最後の活動になってしまいます。
今年のやまがた宝さがし活動も10月から開始し、来年の3月まで活動をおこなっております。
活動内容は、活動のポスターで宣伝し、宝報告書を各温泉街や駅などの場所に設置しております。
宝報告書は、報告してもらうと情報計画の学生に届けられ、そこから学生たちがひとりひとり確認し、共感した宝に取材をおこなわせてもらい、新聞やラジオなどの媒体で気持ちを発信します。
そして山形県の人たちへ学生から元気になってもらえる活動なのです。
とすこしながくなってしまいましたが、やまがた宝さがし活動を踏まえまして、山下先生にお話しいただきました。
地域デザインの本質ということで、物の見方を少し変えるだけで、いろんな見え方があるとのことでした。
たとえば、「宝をさがす」という表現で「宝を作る」にすればいいんじゃない?
とう質問がありました。
「宝を作り出す」ことはとてもいいことでありますが、宝を生み出す人の気持ちが今は昔とちがって大量に生産される時代。
一つ一つの”モノ”に対する思い入れが少なくなってきている。
だから、この思い入れを生み出す作り手が本当にいい物なんだと想い入れる人になれるのかどうなのかがキーではないか。実際に”モノ”だけではなく”作り手の気持ち”もかんがえていかなければ本当にいい物はできないんだよ。とおっしゃられておりました。
物の見方を変えることで、本当にこれはいいものなのか?というモノの本質をしっかりとらえることもデザインであるとう。
とても勉強になりました。
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