今回の内容は先週視察にお邪魔した四万十川の報告を行いたいと思います(^-^)
大学コンソーシアム山形の事業の一つに「最上川学プロジェクト」というのがあるのですが、そのさらなる発展のために、高知大学と四万十市のスジアオノリに関する取り組みを視察してまいりました。最上川学は教育分野に関しては十分な成果を上げていると感じておりますが、地域貢献といった分野ではまだまだ成長段階といったところです。。今回は高知大学‐四万十市との取り組みを視察した中から、最上川の資源を利用した地域資源の活用方法について考えていきたい、というのが大きな目的です。
山形から夜行バスを乗り継ぐこと18時間(私以外の皆さまは飛行機で行かれたみたいです…)、まずお邪魔したのが高知大学国際・地域連携センター。ここでは高知大学が様々な地域と連携した活動を行っていることが説明されました。四万十市以外とも10自治体と連携事業を行っているそうで、大学と地域の結びつきを感じました。
続いてお邪魔したのが高知大学の総合研究センター。ここではスジアオノリを研究なされている平岡先生より、四万十川におけるスジアオノリ収穫高減少の問題について、詳しくご説明いただきました。スジアオノリは1キロ=1万程で取引される四万十川の特産品なのですが、ここ数年それがまったくとれなくなってしまい、高知大学が調査に乗り出したとのことでした。調査の結果、海水温の上昇が原因であることがわかったそうです。身近な所に温暖化の影響が出てきているのですね
(;一_一)
最後に実際に四万十川に行き、養殖事業を行ってる場所を見学させていただきました。ご説明いただいたのは、四万十市地球環境課の辻様でした。辻様は大学時代に平岡先生のもとで研究をしており、卒業後四万十市に四万十川対策担当として雇用されたそうです。教育と地域連携の在り方の良い一例を拝見いたしました(地球環境課という部署名も壮大ですね)。
四万十川、実際見ると綺麗でしたよ。最上川の下流域は川底が見えませんが、四万十川は下流域でも浅い部分は見えるんですね(清^_^流)。しかしお話を伺うと、あまりにも綺麗すぎると養分が足りずスジアオノリの育ちが悪いそうです。むしろ上流に養豚場がある川のアオノリのほうが味は濃く色付もいいそうです。ただそれを聞くと食べたくなくなる…
今回の視察では実際見学したのは1日だけであったが非常に内容の濃いものとなりました。今回の視察をもとに今後の最上川学発展に寄与していきたいです。 写真は淡路島の海です
☆彡
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