本日はやまがた夜話2回目でございます。
今回のテーマは「ジブリ作品と宗教学-ナウシカ・トトロ・千-」
講師として山形大学人文学部 松尾剛次教授。
人間と宗教そして、宗教とジブリ作品を語っていただいた。
日本人は宗教って聞くとどうしてもなれていないため難しく感じてしまいがち。
私も宗教は苦手です。。
でも、ジブリときいてちょっとわくわく。
ジブリ作品はほとんど見たことがあるからイメージしやすい!
それでは夜話から先生の講話から
人間の思考には2類あるとのこと。
論理的思考 論理により説明する 学問
神話的思考 イメ-ジ・象徴・儀礼・神話などにより説明 映画 ・芸術作品など
本来、人間は神話的思考が大好きらしい。
神話的思考とは・・・・映画、(アニメ)、絵画、芸能などの世界で大展開らしい。
なお、
アニメはアニメ-ションの略
アニマというラテン語から出た言葉です。アニマとは、生命や霊魂を意味するので、アニメ-ションは「生命を与えられたもの」となり、動画と意訳。
anima (霊魂、息) animal animation (生命を与える)
なるほど!だからアニメなんだ!
勉強になりました。
松尾先生がこの話が終わると「映画、アニメが好きなかたがいますか?」
と思わず「はいっ!」と会場がざわざわ。
ちょっとはずかしい。。
さあ、本題ですか?!
ジブリ!じぶり!
「~以下、ジブリ作品を例に宗教学的なものの見方を紹介しよう。」
と松尾先生から!
よっ待ってました!
「風の谷のナウシカ」を宗教学的(メシア論)にきってみよう。
~古代ギリシア以来、ヨ-ロッパには危機の際、聖なる処女があらわれ、その危機を救うという伝説
より、聖処女がシンボルとしてナウシカの物語が作られた。
なるほど宮崎駿さんす・すごい。。
トトロとアニミズム論
トトロは、日本人の心の原風景、というか、やよろずの神信仰(アニミズム)の物語
昔の日本人は、この世にあるほとんどすべてのものに魂が宿っていると考えていた。
動物、草、樹木、山、川 <「万物に霊魂が宿っている」(一寸の虫にも五分の魂)>
こうした考えを、宗教学ではアニミズムという。
なるほど、第1回目の仙道先生もいってたなー
日本文化にも宗教学的な考えが昔から存在していることをあらためて知った。
あっというまに1時間がすぎ、参加者からの質疑応答。
まとめとして、アニメーションもそしてジブリ作品今までと違った観点から見ることによって様々な思いがつまっていることに気付かされた。
たまにはこのように、いろいろな観点からモノごとを見ていきたいと感じた。今日この頃。
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